ペロシ米下院議長訪台の意義
平成国際大学副学長 浅野 和生 進む中国の台湾併合戦 日本も断固たる決意と行動を 去る7月19日、英フィナンシャル・タイムズ電子版が、「米国のナンシー・ペロシ下院議長が8月に議員団を率いて台湾を訪問する予定」と報じると…
海外と国内での「人物評価」の格差
ソ連最後の大統領、ミハイル・ゴルバチョフ氏が先月30日、モスクワの病院で死去した。欧米諸国では同氏の死を大きく報道し、冷戦時代を終焉させ、世界の政治を劇的に変えた政治家として、高く評価する声が多いが、同氏の母国ロシアで…
【韓国紙】「政府与党に協力」を表明 李新代表は実践で証明を
韓国紙セゲイルボ「社説」 李在明議員が8月28日、共に民主党の党大会で新代表に選出された。李代表は77.77%の得票率で朴用鎮議員(22.23%)を退けた。李代表とともに今後2年間指導部を構成する最高委員5人も選ばれた…
米国は最早、法治国家ではない
エルドリッヂ研究所代表、政治学博士 ロバート・D・エルドリッヂ 異例のトランプ氏家宅捜索 ロシアゲートと同じFBI捜査班 先月、ドナルド・トランプ前米大統領のイメージを低下させるために行った米連邦捜査局(FBI)の同氏…
コロナ報道の「社会の敵」に 厳しい「封鎖」が続く中国
山田寛の国際レーダー 2020年1月に新型コロナ禍が最初に広がり、都市封鎖された中国・武漢市の日常を詳細にネット配信し、それをまとめた「武漢日記」が海外で出版された。作家、方方さん(67)。中国のセレブだった彼女は今、…
中国軍は張り子の虎 米台日で連合を
●ペロシ氏訪台に反発 中国は太平洋に進出したいが、そのためには台湾の獲得が必須。アメリカは台湾との関係を強化しており、中国は台湾に対する覇権拡大を阻止されている。中国としては台湾獲得は悲願なのだが夢は遠のくばかり。 …
ロシアの新「海軍ドクトリン」
日本対外文化協会理事 中澤 孝之 カスピ小艦隊の役割拡充 大陸棚の石油資源確保に狙い やや旧聞に属するが、ロシア連邦海軍は7月31日、サンクトペテルブルクで「ロシア海軍の日」を記念する恒例の海上軍事パレードを行った。視…
ウクライナ侵攻とチェチェン
ロシア研究家 乾 一宇 私兵を派遣し露軍支援 民族の気概と矜持いずこに ウクライナ侵攻でのロシア軍の人的補充が困難なことを前稿(7月12日)で指摘し、その緩和策の一つとして、チェチェン共和国の私兵の活用を紹介した。 …
警察庁長官、県警本部長は辞職でなく解任が至当
歴史的な重大事件なのに遅く甘い処分 安倍晋三・元首相が街頭演説中に銃撃、死亡した事件で、中村警察庁長官と鬼塚・奈良県警本部長は25日、それぞれ辞意を表明しました。政治史に残る国際的な大事件なのに、最高幹部の処分は遅い、…
フィンランド首相「私も人間」
スウェーデンのマグダレナ・アンデ首相らと共に並ぶフィンランドのサンナ・マリン首相の姿を憶えている。両国が北大西洋条約機構(NATO)に加盟を申請した時だ。マリン首相は歴史的な瞬間を緊張しながらも静かに迎えていた。 ロ…
終わりが見えない「戦争」への焦燥感
いつものように朝5時前、メトロ新聞を取りに地下鉄駅まで散歩しながら出かけた。周囲はまだ暗い。1カ月前までは4時過ぎには既に明るかったが、今は5時を迎えようとしていてもまだ暗い。メトロ新聞を取って帰る時、教会の時計を見た…
左翼ウィルスから国民を救う方法
我が国の政治経済の停滞は、左翼ウィルスに感染した不幸な国民が多いから。 ●「どう見ても不幸そうにしか見えない左翼老人たち」 安倍元総理の暗殺事件から、いつのまにかテレビのワイドショーは自民党と旧・統一教会の関係一色に…
白村江敗戦後の屋嶋城と天智天皇 西岡達哉氏
高松大学地域連携センター長・高松短期大学講師 西岡 達哉氏に聞く 対外防衛目的説は要再検討 香川県高松市と瀬戸内海を見下ろす屋島で古代山城の屋嶋城(やしまのき)が復元され、2016年から一般公開されている。古代史家の西…
【韓国紙】半額チキン
韓国紙セゲイルボ・コラム「説往説来」 チキン(フライドチキン)は韓国人の“最愛”の宅配食品だ。それで、チキンがなければ生きていられないという話まである。“1人1鶏”“チメク”(チキンとメクジュ=ビール)“チヌニム”(ハ…
【韓国紙】「デジタル人材100万人養成」は慎重に推進を
韓国紙セゲイルボ「社説」 韓国政府が22日発表した「デジタル人材養成総合方案」は小中学校でのコーディング教育を必修化して、大学デジタル分野学部の定員規制の緩和等を通じてデジタル新技術を開発・活用できる人材100万人を今…
FBI捜索は「トランプ潰し」 起訴して再出馬阻止狙う チャールズ・ハート氏
インタビューfocus 米紙ワシントン・タイムズ論説エディター チャールズ・ハート氏 トランプ前米大統領が今月8日、連邦捜査局(FBI)の家宅捜索を受けた。大統領経験者に対する捜索は前代未聞だが、その背後にどのような政…
わが国の防衛力増強の要点
元統幕議長 杉山 蕃 「常時機動」の運用重視を 弾薬数確保と誘導弾射程延伸 内閣改造による新陣容が整い、山積する課題への取り組みが進む時期であるが、こと防衛費に関しては、概算要求額は明示されず、要求事項として掲げ、戦略…